昨今の釣りブームで、釣りに興味を持たれている方も多いと思います。
でも、これまで釣りをした経験が無い人には釣りには何が必要なのか見当も付きませんよね。
子どもに「釣りに連れて行ってほしい」とせがまれたのですが、
僕も釣りをしたことがないから何を準備したらいいのか分からなくて困ってるんです、、。
そんな悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
必要なものを買い忘れたり、適当に買いそろえて無駄な出費をするのも嫌ですよね。
そこでこの記事では、釣り初心者の方に向けて釣りに必要な道具について解説します。
初心者向けの釣りの種類や釣り場所なども解説していますので、最後まで是非読んでいってくださいね!
最低限揃えたいのはコレ!
まず初めに、これさえあれば最低限釣りができる道具類をご紹介します。
後でご紹介しますが釣りにも色々あり、釣りの種類によって必要な道具も少しずつ違ってくるのですが、まずはどんな釣りをするのにも必要な最低限揃えておきたい道具をここで一気にご紹介します。
結構たくさんありますね!
釣りと言っても「魚を釣り上げる」ことだけが目的じゃないからね。
ある程度快適に釣りが出来て、そしておいしく持って帰ることも考慮して選んだよ。
釣り竿
釣りをするには、まずは釣り竿が無いと始まりませんよね。
ただ釣りたい魚、やりたい釣りの種類によって必要な釣り竿も変わってきてしまいます。
竿の長さやリールの種類、糸の太さや材質と色々決めないといけないことがあり、
初心者が一から選ぶのはかなりハードルが高いです。
そこで、初めて釣りをする初心者の方に最初に手に取ってほしいのが、入門者用のセット品です。
初心者入門セットってどんなもの?
初心者入門セットとは、名前の通りこれから初めて釣りをする方向けに竿やリール、糸、仕掛けなどが一式セットになって売られている商品です。
価格も手ごろなので、「釣りに興味があるけど、ハマるかどうか分からない」という方のお試し用としてもピッタリですよ。
僕も一番最初に手に取ったのは、この初心者入門セットだったよ。
ただ、注意が必要なのが耐久性は期待できないということです。
扱い方にもよるとは思いますが、数回釣りに使ったらどこかしらに不具合が出てくることが多いです。
あくまで「お試し用」と割り切って使ってくださいね。
釣りに慣れてきたら自分で釣り竿を揃えてみよう
入門セットを使ってみてもっと本気で釣りをしたいと感じたら、次は自分で釣り竿を選定してみましょう。
何回か入門セットの竿を使っていると、恐らく色々な部分が気になって物足りなくなってくるハズです。
選択肢が多すぎて最初は大変かもしれませんが、自分で考えて道具を揃えていくのも釣りの大きな楽しみの一つです。
下の記事では、初心者が最初に通うであろう堤防で使うのにおすすめの釣竿について解説しています。
初心者セットの次に購入する釣竿が気になる方は是非読んでみてください。
入門セットで釣りにハマったら、次は自分で竿、リール、糸を選んで揃えてみよう!
仕掛け
釣り竿だけで魚を釣ることは出来ません。
実際に魚がかかるのは、この仕掛けの部分です。
仕掛けはハリやオモリ、浮きなどで構成されており、こちらも竿と同様狙う魚や釣り方によって色々な種類があります。
ハリ、オモリ、浮きなどを自分で選んで組み合わせ、糸に結んで自分で仕掛けを作るのは非常に難しいですが、すでに「仕掛け」一式の形でも売られています。
釣り竿に繋げばすぐに釣りが出来るようになっていますので、こちらを利用しましょう。
色々な仕掛けが売っていますので、自分がやりたい釣りに適した仕掛けを準備しましょう。
針やオモリ、浮きは単体でも買えるけど、仕掛け一式で買うのが手間もかからずおススメだよ。
エサ
初心者にはエサ釣りがおすすめ
釣りにはエサを使った釣りと、ルアーと言う疑似餌を使った釣りに大きく分けられますが、初心者の方には、まずエサ釣りから入ることをお勧めします。
エサ釣りをお勧めする理由は、エサ釣りの方が魚が釣れる可能性が断然高いからです。
竿に魚がかかったときの感触や釣りあげた興奮、自分で釣った魚を料理して食べた時の感動は釣りでしか味わえない大きな魅力です。
せっかく釣りに挑戦したのに何も釣れなかった、、、。
何も釣れなければ釣りの魅力を感じることができませんよね。
ですので、まずは釣れる可能性の高いエサ釣りから始めてみてください。
釣りエサには生きエサ、死にエサ、人工エサなどがあります。
魚の食いつきが良いのはやはり生きエサですが、生ものなので釣り当日に準備しないといけなかったり管理に手間がかかります。
また、生きたミミズやゴカイに針を刺すのは中々ハードルが高い人も多いでしょう。
その点人工エサであればある程度保存もききますし扱いやすいので、生きエサに抵抗がある人は、まずは人工エサから使ってみるのが良いでしょう。
クーラーボックス
上でも触れましたが、釣りの大きな楽しみの一つとして、「釣った魚を食べること」があります。
クーラーボックスが無いと、折角釣れた魚も鮮度を保って家に持って帰ることができません。
初めて挑戦する釣りで、そこまで大きな獲物を釣ることはまず無いと思いますので、クーラーボックスは小さめのもので十分です。
また、釣り用に作られたものでなくても、一般的にホームセンターなどに売られているタイプのクーラーボックスで最初は十分でしょう。
レジャー用のクーラーボックスが家にあるのですが、それを使ってもいいですかね?
サイズや機能的にはそれで充分だと思うよ。
ただ、釣れた魚を保管するから汚れたり臭いが着いちゃったりするんだ。
そのあたりが気になるなら、別途釣り用に購入したほうがいいかもね。
下の記事では安価なクーラーボックスについて解説しています。
保冷剤
クーラーボックスだけでは冷やせませんので、保冷材も用意してください。
保冷材も特にこだわらず、一般的に売っているもので十分です。
空のペットボトルに水を入れて凍らせたものを使うとお手軽だよ。
夏場は飲み物を凍らせたもので代用しても良さそうですね!
水くみバケツ
長いロープの付いた、水くみ用のバケツです。
ロープがついているので、堤防など高いところからも安全に水がくめるようになっています。
アミエビブロックを溶かしたり、釣りが終わった後の掃除などにも水を使うので、水くみバケツは釣りに必須のアイテムです。
水をくんだバケツに釣った魚を入れておけば、しばらく生かしておくこともできます。
サビキ釣りなどのたくさん釣れる釣りでは、釣れるたびにクーラーボックスに入れていては頻繁に開け閉めすることになりボックス内の冷気が逃げてしまいます。
ある程度水くみバケツで生かしておいて、溜まったらクーラーボックスに入れるようにすれば、クーラーボックス内も温まらないで済みますよ。
ファミリーには透明の水くみバケツがおススメ!
釣った魚を入れておけば、水槽のように魚を観察できますよ。
ハサミ
仕掛けを結んだときの余分な糸を切るときなどにハサミを使用します。
釣り中に仕掛けや糸が絡まってほどけなくなってしまったときは切らないとどうにもならないので、ハサミは必ず用意しましょう。
釣り糸は細くても意外と丈夫。
無理やり手でちぎろうとしたりすると怪我するので、ハサミはちゃんと用意しようね。
プライヤー
釣りで使うプライヤーとは、細いペンチのような形をした道具です。
魚が釣れて針を外すとき、魚が暴れることが結構あります。
そんなときに手で針を外そうとすると、針が手に刺さって怪我をしてしまいます。
プライヤーは魚の口にかかった針を安全に、手早く外せるのでとても役立ちます。
タオル、レジ袋
魚釣りをしていると、どんなに気を付けていても手が汚れます。
さっと手が拭けるように、タオルを用意しておくと便利です。
どうしても魚の血などがついてしまうので、釣り専用に汚れてもいいタオルを準備しましょう。
仕掛けの入っていた袋などのゴミも出るので、ゴミ袋として使えるレジ袋も何枚か用意しておきましょう。
レジ袋はクーラーボックスの仕切りとしても使えます。
夏場など冷たい飲み物も必要なとき、凍らせた飲み物をクーラーボックスに入れておきたいところですが、飲み物を入れたクーラーボックスに釣れた魚を直接入れるのは抵抗がありますよね。
そこで、釣れた魚をレジ袋に入れてクーラーボックスに入れれば、飲み物と直接触れさせずに保管することができます。
飲み物を入れない場合でも、魚をレジ袋に入れてクーラーボックスに入れるのがおすすめです。
クーラーボックスの汚れや臭い移りをある程度防げますよ。
ライフジャケット
釣りは水辺で行うレジャーですので、どうしても危険があります。
万が一に備えライフジャケットも用意しておきたいところです。
ライフジャケットを身に着けていれば、もし落水してしまっても溺れてしまうリスクをかなり軽減できます。
また、浜辺など浅い場所で釣りをしていた場合でもライフジャケットは有効です。
足を滑らせるなどして頭を打って気を失ったとしても、ライフジャケットを付けていれば溺れずにすむかもしれません。
特に小さな子どもは行動が予測不可能なこともあります。
不測の事態に備えて、ライフジャケットを用意してあげましょう。
ファミリーフィッシングで特に役立つアイテム
次に、家族で釣りに行くときにあると便利なアイテムについてご紹介します。
ファミリーフィッシングの場合はどうしても荷物が多くなりますし、子どもが釣りに飽きた時の備えもあると便利です。
それぞれ順番に説明していきますね。
レジかご
最低限必要な道具の所で見てきたように、釣りには意外にたくさんのものを用意しなくてはいけません。
また、バケツのようなかさばるものからハサミなどの細かいものまで大きさも様々です。
使用後は汚れていることも考えるとバッグなどに入れるのも気が引けますよね。
そこで、汚れても簡単に水洗い出来て容量も大きいレジかごが釣り道具の運搬に大活躍します。
ファミリーだと片付けも手早く行いたいので、とりあえずガサっと放り込めるレジかごが便利ですよ。
キャリーワゴン
家族だと釣りの道具以外にもお菓子や飲み物、もしもの場合に備えて着替えなども多めに用意したい方もいらっしゃると思います。
レジかごだけでは容量的に釣り道具で一杯になってしまいますので、そんな時はキャリーワゴンの出番です。
堤防や海釣り公園など、足場のいい釣り場ならラクラク多くの荷物を運べます。
ただし、砂浜などでは車輪が埋まって進めなくなってしまうこともあります。
基本的に舗装された釣り場限定で使用してくださいね。
水槽
魚を釣り上げるのももちろん楽しいですが、子どもたちは魚を観察するのも大好きです。
水槽があれば魚の泳ぐ姿をよく観察出来て、釣りに飽きてしまった子どもたちも楽しく過ごせますよ。
小さな水槽でもいいので、荷物に余裕があれば一つ用意しておくといいですね。
ウェットティッシュ
釣りの途中でおやつが欲しくなったりすることも良くあります。
でも、釣りで汚れた手でおやつを食べさせるわけにもいきませんよね。
手を洗いたくてもすぐ近くに水道がある釣り場はそうそうありません。
そういう意味でウェットティッシュを用意しておくと安心です。
どんな釣りをするのか決めよう
釣りで用意する道具が分かってきたところで、次に必要になってくるのが、どんな釣りをするのか決めることです。
一口に「釣り」と言っても、そのスタイルは様々です。
釣りのスタイルによって必要な道具も若干変わってきます。
エサや仕掛けは釣りによって全然違ってきます。
無駄な出費を防ぐ意味でもまずは自分がどんな釣りをするのか決めると良いでしょう。
とはいえ、最初はどんな釣りをしたらいいのかもよく分かりませんよね。
そこで、まずは初心者にオススメの釣りについて解説していきます。
初心者が最初にトライするのに特にオススメな釣りは2種類
ここでは、釣り初心者の方がまず初めに挑戦するのにピッタリな釣り方を2種類ご紹介します。
紹介するのは以下の2つです。
それぞれどんな釣りか簡単に説明しますね。
サビキ釣りとは
堤防など比較的水深のある所で足元の獲物を狙う釣りです。
竿を上下するだけの簡単な操作なので、初心者の方でも簡単に出来る釣りです。
魚が釣れる確率も高く、子どもでも飽きずに釣りが出来るのでファミリーにもおすすめです。
アジやイワシなど馴染み深い魚がターゲットになるので、食べる楽しみも味わえます。
仕掛けのカゴにアミエビを詰めればいいだけなので、エサの扱いが楽なところも初心者におすすめな理由です。
サビキ釣りの仕掛けにはたくさん針が付いており、タイミングが良ければ一度に3~4匹釣れることもあります。
秋のシーズンになると、アジが100匹くらい釣れちゃうなんてこともよくあるよ。
ちょい投げ釣りとは
名前の通り、オモリの付いた仕掛けを少し遠方に投げて釣る釣り方です。
仕掛けを投げるのに少しコツがいりますが、その投げる難しさが楽しさでもあります。
仕掛けを投げてそのまま待つか、少しずつ海底を引きずるように仕掛けを引っ張ってきて釣ります。
サビキ釣りのように簡単にたくさん釣れる釣りではありませんが、狙って釣る感覚が味わえるのがちょい投げ釣りの魅力です。
「あの辺に魚が居そうだな」と思うところに仕掛けを投げ込めるのが楽しいよね!
針にエサを付ける必要がありますが、生きエサを付けるのに抵抗がある人は人工エサでも大丈夫です。
下の記事では初心者におすすめの釣り方について解説しています。
初心者にオススメの釣り場は2か所
釣り場にも色々ありますが、中には初心者にはハードルの高い釣り場もあります。
ここでは、初心者でも安心して釣りが出来る釣り場を2か所ご紹介します。
防波堤
防波堤にはシーズンを問わずいろんな魚がいます。
足元も整備されているので初心者にも釣りがしやすいです。
何より日本中色々なところに防波堤は点在していますので、あまり遠出しなくてもよく、気軽に行けるのも魅力です。
海釣り公園
釣りのために整備された海釣り公園は初心者にもおススメの釣り場です。
入場料が必要ですが、釣りに慣れたスタッフが常駐しているので、困ったことがあれば助けてもらえるのが初心者には心強いです。
海釣り公園にはエサや仕掛けなどの売店もありますので、足りないものがあればその場で調達できます。
レンタルの竿やライフジャケットなどがあるところも多いですので、購入前にまずはそれらを利用して釣りに挑戦してみるのもいいかも知れません。
トイレや水道が完備されているのも、海釣り公園のメリットだね。
子どもが急にトイレに行きたくなっても安心だよ。
最初は釣り教室などを利用してみるのもアリ
初心者にオススメの釣り場でもご紹介した海釣り公園では、定期的に初心者向けの釣り教室を開催しています。
完全に釣りが初めての人向けに釣り竿の使い方や糸の結び方、エサの付け方などを公園のスタッフさんやボランティアのベテランの釣り人さんたちが丁寧にレクチャーしてくれます。
釣り教室では釣りに必要な道具を一式貸してもらえるので、クーラーボックスなど必要最低限の道具だけ持って行けば釣りが出来てしまいます。
「道具を自分で揃える前にまずは一度釣りを体験してみたい」、「道具の使い方などをしっかり教えてもらいたい」という方は、まずは釣り教室に参加してみるといいですよ。
親子で参加できる親子釣り教室などもありますので、興味のある方はお子さんと是非参加してみてください。
僕も初めての釣りは親子での釣り教室だったんだ。
糸の結び方やエサの付け方、仕掛けの操作方法など本当に丁寧に教えてくれてとっても助かったよ。
まとめ
今回は釣り初心者が最初に用意したい道具について解説しました。
最低限必要な道具だけでも色々ありましたが、水槽なども持って行くと、子ども達も飽きずにより釣りを楽しめると思いますよ。
今回ご紹介した釣り方や釣り場も参考に、必要なものを揃えて行ってくださいね。
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