釣りを始めようと思っているんですが、エサ釣りかルアー釣りかどちらにするか悩んでいます。
初心者がやるならどちらがおすすめですか？
釣りに興味を持った時にまず迷うのがどんな釣りをやるかですよね。
大きく分けるとエサ釣りとルアー釣りとに分かれますが、その二つでもどちらにするか悩んでしまいます。
私も釣りを始めるとき、どちらがいいかずいぶん悩みました。
この記事では釣り歴10年の私の経験を元に釣り初心者が始めるならエサかルアーどちらがいいのかについて解説しています。
エサ釣りとルアー釣りそれぞれの良いところ、ちょっと面倒なところについても紹介していますので、今後の釣りの参考にしてくださいね。
釣り初心者にはエサ釣りがおすすめ
いきなり結論ですが、釣り初心者にはまず最初にエサ釣りをしてもらいたいです。
エサ釣りをおすすめする理由は、何よりもまずは魚を釣り上げる体験をしてほしいからです。
ルアー釣りでも魚は釣り上げられるんじゃないんですか？？
確かにルアー釣りでも魚は釣れます。
しかしルアーで魚を釣るにはある程度の技術が必要になってきます。
完全な初心者がいきなりルアーで魚を釣るのはかなり難しいんですよね。
やはり釣りの楽しさを味わうには、何はともあれ魚を釣り上げてみてほしい！
そういう理由で、私は魚が釣れる可能性の高いエサ釣りを初心者の方にはおすすめしています。
以下の記事では釣り初心者の方におすすめなエサ釣りの釣り方について解説しています。
釣れやすいからエサ釣りがおすすめと言い切ってしまいましたが、釣りの楽しみ方は人それぞれ。
結局は興味のある、やってみたい釣りから始めるのが一番だとも思います。
そこで、ここからはエサ釣りとルアー釣りの特徴についてご紹介します。
エサとルアーそれぞれの良いところ、ちょっと面倒なところについて解説していますので、今後どちらの釣りをやるかの参考にしてください。
エサ釣りってどんな釣り？
まずはエサ釣りについて解説していきます。
文字通りエサ釣りはエサを使った釣りです。
エサには生きた状態のものや冷凍されたものなど様々な種類がありますが、それらは魚が普段食べているものです。
エサはそれ自身が動いたり、臭いを発したりしてくれるので、自然と魚を引き寄せてくれる効果があります。
エサが勝手に魚を寄せてくれる点がルアーとの大きな違いですね。
以下の記事ではエサ釣りに使う様々なエサについて解説しています。
エサ釣りのいいところ
エサ釣りのいいところをまとめると以下のようになります。
- エサが勝手に魚を引き寄せてくれる
- 魚がよくつれる
- 初期費用が比較的安価
エサの一番の魅力は何と言ってもその高い集魚力（魚を引き寄せる力）です。
この点はルアーには無いメリットであり、エサ釣りをしているそばでルアー釣りをやってもまず勝てません。
エサが勝手に魚を引き寄せてくれるので、初心者でも何かしらの魚が釣れる確率が高いです。
費用面で見ると、使うエサにもよりますが基本的にエサ釣りの方がルアー釣りよりも初期費用は安価で済む場合が多いです。
まとめると、安く始められて魚が釣れる可能性が高いのがエサ釣りの良いところですね。
エサ釣りのやっかいなところ
一方、エサ釣りの少々面倒なところは以下の通りです。
- エサの取り扱いが面倒
- 虫エサなど、人によっては受け付けないものも
- エサ付けのたびに手が汚れる
- 必要な道具が多い（準備や片付けが大変）
釣りエサは基本的に生ものですので、一部を除いて長期保存には向きません。
特に生きエサは活きのよさが重要ですので、釣りの直前に調達する必要があります。
また、虫エサなど人によってはどうしても受け付けないものもあり、これがエサ釣りへの大きな壁になっている人も多いでしょう。
エサを付けるたびに手が汚れるのも面倒なポイントです。
エサを入れるためのバケツなど、ルアー釣りと比べて必要な道具が多く、また汚れもひどいので釣りをした後の洗い物が大変なのもマイナスポイントです。
慣れればどれも大したことないんだけど、初めのうちはやっぱり面倒だよね。
ルアー釣りってどんな釣り？
では次に、ルアー釣りについても見ていきましょう。
ルアーとは小魚や虫など、魚が普段食べているものに似せて作られた疑似餌です。
エサに似せて作られているとは言っても、水に浮かべているだけではただの漂流物と一緒で魚は目もくれません。
竿を動かしたり糸を巻くことでルアーに本物のエサのようなアクションをさせて初めて魚は反応してくれます。
ルアーの動きに違和感があれば魚はなかなか食いついてくれません。
ここがエサとの大きな違いですね。
勝手に釣れる可能性のあるエサ釣りと違って、ルアー釣りは釣り人の腕がダイレクトに影響する釣りだとも言えそうです。
ルアー釣りのいいところ
では、ルアー釣りのいいところから考えていきましょう
- 必要な道具が少ない（準備や片付けが楽）
- ルアーは何度でも使える
- 狙って釣る楽しさがある
ルアー釣りの利点はその手軽さです。
極端な話、竿とリール、それにルアーが一つあれば釣りが出来てしまいます。
エサ釣りのようにエサを調達する必要もなく、思い立ったらすぐに釣りに行けてしまうのがルアー釣りの魅力です。
また、ルアーはエサと違って再使用が可能です。
一度購入してしまえば何度でも使えるので、その点で言えばランニングコストを抑えられます。
もう一つの特徴として、ルアー釣りには狙って釣る楽しさがあります。
先ほども解説しましたが、ルアーはそれ自身だけでは魚を誘う能力がありません。
釣り人が操作して初めて力を発揮します。
自分の操作の結果魚が釣れるので、自分の力で釣ったという感触がより強く得られるでしょう。
ルアー釣りのやっかいなところ
次にルアー釣りのやっかいな部分についても説明しておきます。
- ルアーを揃えようとするとお金がかかる
- 簡単には釣れない
ルアー釣りのやっかいな部分の一つ目はルアーを揃えようとするとお金がかかることです。
釣具屋さんで実際に見てもらえると分かりやすいのですが、ルアーには本当にたくさんのバリエーション違いがあるんですよ。
色の違いだけでも多いものだと10種類くらいありますし、重さも数グラム違いで取り揃えられています。
「晴れの日はこの色がよくて曇りの日にはこっちの色がいいらしい」
「重い方がよく飛ぶけど、沈むスピードがゆっくりな軽いのも欲しいな」
こんなことを考えていると（色）×（重さ）で際限なく欲しくなっちゃうんですよね（汗）。
またルアー釣りはエサ釣りに比べて釣るのが難しく、この点が初心者にはハードルが高いところです。
エサ釣りでまずは釣れる喜びを味わってほしい
上でも触れましたが、エサ釣りはルアー釣りに比べて魚が良く釣れます。
それも特別な技術が無くても何かしらは釣れる可能性が高いです（狙った魚が釣れるかは別としても）。
この初心者でも何かが釣れるという点がエサ釣りをおすすめする最大の理由です。
初めての釣りに行って何も釣れなかったとします。
色々準備して釣りに行ったのに、何も釣れなくてその後に残るのはめんどくさい後片付けだけ、、、。
これでは次も釣りに行こうとはなかなか思えませんよね。
初心者の方には何でもいいのでとりあえず何かを釣り上げる喜びをまずは感じてほしいです。
そのうえで釣った魚を自分で調理して食べる喜びも知っていただけたらなお良しですが、まずはあの魚の引きや釣り上げるワクワク感を味わってほしいんですよね。
エサの中にはチューブに入ったものや虫エサに似せて作られた人工のエサなどもあります。
それらは生のエサに比べると少し高価ですが、扱いやすさは生のものと比べると段違いです。
エサの取り扱いが面倒な方は、チューブタイプなどの利用も考えてみてください。
ルアー釣りの魅力は？
ここまでエサ釣りばかりをおすすめしてきましたが、もちろんルアー釣りに魅力が無いわけではありません。
現に私も、家族で釣りに行くときはエサ釣りですが、一人で釣りを楽しむときはルアー釣りばかりやっています。
私が考えるルアー釣りの魅力は、なかなか釣れない事です。
釣りなのに釣れないことが魅力ってなんか変な感じですが、やっぱりこれが一番の理由だと思っています。
ルアーは言ってしまえばプラスチックや金属などの塊で、完全なニセモノ。
ルアー釣りは竿と糸を駆使してそのニセモノに本物のエサであるかのように演技させ、いかにして魚に食わせるかの勝負です。
ルアーの重さ、色、形はどうするか？
底を引くか海面スレスレを引くか？
どれくらいの速さで引くか？
ルアーにどんなアクションを付けるか？
などなど
色々自分なりに考え抜いた末にやっと釣れた初めての一匹は、一生の思い出です。
ポイントはなかなか釣れないのであって全く釣れないわけではないという点です。
苦労して苦労して、それでも諦めずに何度もトライしてやっと手に入る成果。
やっぱりルアー釣りは癖になってしまいます。
まとめ
この記事では釣り初心者の方に向けて最初にするならエサ釣りかルアー釣りどっちがおすすめかについて解説しました。
- 私が初心者におすすめするのはエサ釣り
- エサ釣りは魚が釣れる可能性が高いがエサの取り扱いなどが面倒
- ルアー釣りは準備が手軽だが初心者には難しい
- まずは魚を釣り上げてほしいからエサ釣りをおすすめする
- ルアー釣りにも大きな魅力がある
- 結局は自分がやってみたい釣りをするのがいいとも言える
私はエサ釣りをおすすめしましたが、エサ釣りにはエサ釣りの、ルアー釣りにはルアー釣りの魅力があります。
エサ釣りから入った私も今ではルアー釣りにハマっています。
結局は自分が興味のある釣りをやってみるのが一番いいのかもしれませんね。
以下の記事では気分転換の手段としての釣りについて解説しています。
今回ご紹介したのとはまた違った視点でのエサ釣り、ルアー釣りそれぞれの魅力についてご紹介していますので、よければこちらも読んでみてください。
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