釣りを始めたいんだけど、釣りにも色々あるみたいで何から始めたらいいのか分からないな~。
いざ釣りを始めてみようと思っても、釣りの種類が多すぎてどれから手を付けたらいいか迷ってしまいますよね。
私も子供が出来るまで釣りをほとんどやったことが無く、また周りに釣りをする友人なども居なかったため、最初は何から手を付けたらいいか分からず結構悩んだ記憶があります。
そこで本記事では、釣りをやったことが無い初心者の方におすすめしたい釣り方を4種ご紹介します。
この記事を読んでいただければ、あなたが最初に挑戦するのにピッタリの釣りを見つけることが出来ますよ。
タイプ別のおすすめの釣り方や、最低限釣りに必要な道具なども解説していますので、是非最後まで読んでくださいね!
まずは海でのエサ釣りがおすすめ
釣りと一口に言っても色々な種類がありますよね。
大まかに釣りをする場所で考えても海か川かという選択肢もありますね。
またエサで釣るのかルアーで釣るのかという問題もあります。
釣り全般で考えていくと範囲が広すぎるため、まずは海か川か、エサかルアーかという大きなくくりで考えたいと思います。
結論から言ってしまうと、初心者の方には海でのエサ釣りをお勧めします。
なぜ「海」での「エサ釣り」が初心者に一番おすすめなのかをここから説明していきます。
海釣りがおすすめな理由
川釣り海釣りそれぞれにメリットデメリットがあるので、一概にどちらが絶対にいいとは断言できませんが、私は初心者の方には海釣りの方をお勧めします。
海釣りをおすすめする一番の理由は、何と言っても食べられる魚が釣れる可能性が高いからです。
海で釣りのターゲットにする魚はどれも食べておいしいものばかりです。
例えばスーパーでもおなじみのアジなどは初心者でも簡単に釣れる魚ですが、から揚げなどにするととっても美味しいです。
一方、川でも食べられる魚が釣れる場合はありますが、清流など水が綺麗な場所で釣れた場合に限られます。
都会などのあまり綺麗とは言えない河川にも魚はいますし、釣りも可能ですが釣れた魚を食べるのは難しいです。
アジやイワシなど、小さな魚でもいいんです。自分で苦労して釣りあげた魚を料理して食べる。これも釣りの醍醐味の一つですよね。
特にファミリーフィッシングの場合、釣った魚を食べるのは、子ども達にも貴重な体験になりますよ。
これから釣りを始める初心者の方には、まずは海釣りから入るのをおすすめします。
エサ釣りがおすすめな理由
次に、ルアーで釣るかエサで釣るかですが、初心者にはエサ釣りをおすすめします。
釣り初心者にエサ釣りをおすすめする理由はズバリ、釣れる確率が高いからです。
釣りエサはそれ自体が動きや匂いなどで勝手に魚を誘ってくれるのに対して、ルアーは釣り人が糸を巻いたり竿を動かしたりしてアクションを付けないといけません。
下手なルアーの動かし方では、なかなか魚は食いついてくれませんので初心者がいきなりルアー釣りで魚を釣り上げるのはちょっと難しいです。
やはり魚を釣り上げてみないことには釣りの本当の楽しさを味わうことが出来ませんよね。
ということで初心者の方にはまずエサ釣りから入ることをお勧めします。
釣り上げないと楽しさは味わえない
私も小学生くらいの時に、実は一度川で釣りをした経験があるんです。
友人たちとキャンプに行ったときに近くの川で釣りをしたのですが、その時は結局最後まで何も釣ることは出来ませんでした。当然釣りの楽しさなんて理解できず、その後二度と釣りをすることはありませんでした。
釣りとの接点が全く無いまま大人になり、ふとしたきっかけで子供が釣りに興味を持ち、家族で釣りをする機会がありました。
そこで人生で初めて魚を釣り上げることが出来ました。
その時釣り上げたのは小さなアイナメだったのですが、エサに魚が食いついたときの感触や釣りあげるまでの引き、釣りあげた時の興奮など今でも時々思い出すとテンションが上がってしまいます。
家族で釣りに行ったときにもし何も釣れていなければ、私はまた釣りにハマることなく、釣りとは無縁の人生を歩んでいたかも知れません。
釣りに行ったのに何も釣れなかったら、釣りの楽しさの半分も味わえませんよね。
やはり初心者の方には何かしら食べられる魚が釣れる可能性の高い海釣りで、ルアーではなくエサを使ってまずは釣り上げる楽しさを味わってもらいたいです。
ターゲットを海でのエサ釣りに絞ったところで、ここからは海でのエサ釣りの中でも特に初心者におすすめしたい釣り方を4つご紹介していきます。
初心者おすすめの釣り方その1:サビキ釣り
初心者おすすめの釣り方1つ目はサビキ釣りです。
下で詳しくご説明しますが、この釣りはとっても簡単でファミリーフィッシングにもとってもおすすめです。
私も家族で釣りに行くときはよくサビキ釣りをしています。
ここでは、サビキ釣りについて解説していきます。
サビキ釣りってどんな釣り?
サビキ釣りとはエサに似せた小さな釣り針を複数連ねた釣り糸の上か下にアミかごを付けて行う釣りです。
このアミかごの中に魚を寄せる餌としてアミエビを入れ、かごを海中で上下に動かすことでエサを撒き、魚を釣る釣り方です。
足元に仕掛けを落として竿を上下させるだけなので、初心者でも簡単な釣法です。
アミエビをカゴに入れるだけなので、エサの取り扱いが簡単なのも初心者おすすめポイントです。
仕掛けのイメージは下の図の通りです。
サビキ釣りでどんな魚が釣れる?
サビキ釣りでメインに狙う魚はアジやイワシ、サバなどスーパーでもおなじみの魚です。
基本的にはメインターゲットのアジなどを狙う釣りですが、カサゴやアイナメ、小さめの鯛やグレなど色々な魚が釣れることもあります。
また、サビキ釣りの特徴として釣れだすと連続でどんどん釣れることがあります。
アジやイワシなどは群れをつくって回遊しているので、その群れが回ってきたら忙しいくらいに釣れてしまいます。
たくさん色々な魚が釣れるので、子ども達も飽きずに釣ることができますよ。
サビキ釣りはどこでできる?
サビキ釣りは足元にある程度の水深がある場所なら出来る釣りです。
漁港や堤防がポイントになりますが漁港や堤防の奥の方までは魚が回遊して来づらいので、出来るだけ潮通しの良い堤防の先端などが特に良ポイントになります。
サビキ釣りのシーズンは?
サビキ釣りのシーズンは初夏~秋口にかけて。
だいたい6月~10月頃がメインターゲットのアジ、サバ、イワシなどが釣れやすい時期で、季節が進むにつれて釣れる魚もだんだん大きくなっていきます。
例えばアジなら6月頃に釣れるのはいわゆる豆アジです。
小さな魚は口も小さいので、仕掛けの針も小さいものを用意する必要があります。
下の記事ではサビキ釣りについてさらに詳しく解説しています。
初心者おすすめの釣り方その2:ちょい投げ釣り
初心者おすすめの釣り方2つ目はちょい投げ釣りです。
投げ釣りと聞くと砂浜などで思いっきり仕掛けを遠投するような釣りをイメージする方も居るかも知れませんが、そうではありません。
ちょい投げ釣りとは名前の通り「ちょい」っと仕掛けを「投げる」釣りです。
ここからは、ちょい投げ釣りについて解説していきます。
ちょい投げ釣りってどんな釣り?
あえて名前に「ちょい」とつけているように仕掛けを遠投するのではなく、軽ーく仕掛けを投げてサビキ釣りで狙っていた足元より少しだけ遠くを釣ります。
サビキ釣りのように足元に落とすのと違って、仕掛けを投げて飛ばすこと自体にも楽しさがあります。
軽く投げるだけですが、サビキ釣りと違って広範囲をカバーでき、ポイントを狙って釣る楽しみもあります。
注意点として、初めは思ったところに仕掛けを投げ込むのが難しいと思います。
慣れるまでは人の居ない(もしくは少ない)場所で仕掛けを投げる練習をしましょう。
ちょい投げ釣りでどんな魚が釣れる?
ちょい投げ釣りで狙うのは海底近くに居る魚で、シロギスやハゼ、カワハギなどです。
また、こちらもターゲット以外の魚がかかることが多く、カサゴやアイナメ、ベラ、小さな鯛、場合によってはタコなどがかかることもあります。
魚がかかってから引き上げるまでの「何が釣れたかな?」というワクワク感が堪りません。
ちょい投げ釣りはどこでできる?
砂浜や足場の良い堤防、河口域などがポイントになります。
キスやカレイを狙うなら砂浜、ハゼを狙うなら河口とターゲットによってポイントを使い分けるといいでしょう。
堤防なら潮通しの良い先端部などが特に良ポイントです。
ちょい投げ釣りのシーズンは?
よく釣れる時期は水温が上がり魚が活発になる夏ですが、ちょい投げ釣りはほぼ一年中出来る釣りです。
シロギスなら春の終わり頃から秋口にかけた温かい時期に、ハゼなら夏から秋にかけて、カレイなら秋から春と、ターゲットを変えて行けば一年中釣りが出来るのも魅力ですね。
初心者おすすめの釣り方その3:浮き釣り
初心者おすすめの釣り三番手は浮き釣りです。
サビキ釣りのように何匹もたくさん釣れる釣りではありませんが、一匹一匹じっくり釣るという違った面白さがあります。
釣りと言われて一番最初にイメージするのがこの釣りかも知れませんね。
川のような流れが無いので、海での浮き釣りは初心者にもおすすめです。
浮き釣りってどんな釣り?
エサを付けた針の上に浮きを付けて、浮きから下を海中に漂わせて釣る釣りです。
仕掛けは下の図のようなイメージです。
浮きは上下に動かすことが出来るので、浮きから下の部分の長さを調節することで魚を狙う水深を調節できます。
ここまででご紹介した釣りが魚の引き(竿を通して伝わてくる魚が引っ張っている感触)であたりを感じるのと違って、浮き釣りでは浮きの沈み込みを目で見てあたりを取ります。
目で見て楽しめる釣りと言えますね。
浮き釣りでどんな魚が釣れる?
例えば初心者にも釣りやすい防波堤などでは、メバル、グレ、クロダイ、アジ、サバ、ハゼなどが狙えます。
時にはスズキやタイなど大きな魚がかかることもあります。
浮き釣りはどこでできる?
防波堤や漁港、河口など身近なポイントで釣りが出来ます。
また、少し投げないといけませんが、遠浅ではない砂浜なども浮き釣りのポイントです。
特に防波堤は足元も良く、初心者にも最適な釣り場です。
身近な防波堤では様々な魚を釣ることができ、意外な大物が釣れる可能性もあります。
浮き釣りのシーズンは?
防波堤では年間通じて様々な魚が狙えるので、特に浮き釣りのシーズンと言うのはありません。
ただ、メバルやグレは秋~春にかけて、アジやサバ、ハゼなどは初夏~秋にかけてなど、魚種ごとの釣りやすい時期はありますので季節ごとにターゲットを変えていけばいつでも楽しめます。
初心者おすすめの釣り方その4:穴釣り
最後にご紹介するのは穴釣りです。
この釣りはこれまでご紹介した釣りと違って、ポイントを探しながらどんどん移動するのが特徴です。
宝探しのように当たりのポイントを求めて回るのが穴釣りの魅力の一つです。
穴釣りってどんな釣り?
岩のくぼみやテトラポットのすき間など、海の小さな空間には魚がよく居付いています。
その「穴」に居付いている魚を狙って釣るのが穴釣りです。
仕掛けは穴に落とし込むためのオモリと針だけという非常にシンプルなものになっています。
穴釣りでどんな魚が釣れる?
根魚と言われる穴に居つく習性のある魚がターゲットになります。
具体的にはカサゴやアイナメ、メバルなどの食べてもおいしい魚ばかりです。
狙った穴に魚がいればほぼ釣れてしまう穴釣りですが、穴釣りでねらう根魚はアジなどの回遊魚に比べて成長が遅い魚です。
大きくなるまでに数年かかってしまう魚ですので、食べるところがあまり無いような小さな魚が釣れた場合はリリースしてあげましょう。
釣りすぎにも注意し、自分が食べる分だけキープするようにしましょう。
穴釣りはどこでできる?
防波堤のキワやテトラポットのすき間など、魚が居ついていそうな「穴」がある場所がポイントになります。
防波堤を歩き回りながら魚が居そうな穴を次々狙っていきましょう。
穴釣りのシーズンは?
テトラポットのすき間など穴釣りのポイントには基本的に一年を通して魚が居ついているので、特にシーズンなどはありません。
他の釣りで釣れにくくなる冬でも穴釣りなら魚が釣れるので、冬に釣りを始めてみたい方は穴釣りから入るのがいいかも知れません。
【初心者おすすめの釣り方4種比較】あなたにピッタリの釣りは?
ここまで4種類の釣り方をご紹介してきましたが、やってみたい釣りは見つかりましたか?
なかなか一つに絞れない方もいらっしゃると思います。
そこで以下のようにおすすめのタイプを分けてみました。
あくまで私の独断と偏見でのタイプ分けですが、迷ったときの参考にしていただけると嬉しいです。
釣りを始めるために最低限用意する道具
やってみたい釣りが決まったら次は道具の準備です。
ここでは釣りを始めるときに最低限用意しておきたい道具について簡単にご紹介します。
釣りを始めるにあたり用意したい道具をざっと以下のリストにまとめました。
ぱっと見でも結構数があるし、水くみバケツなど初心者の方には名前だけではよく分からないものもあるかと思います。
初心者が最初に揃えたい釣り道具については下の記事で詳しく解説していますので、気になった方は是非こちらの記事も読んでみてくださいね。
まとめ
今回は初心者におすすめの釣りについてご紹介しました。
最後まで読んでいただき有難うございます!
やってみたい釣りは見つかりましたか?
まずは今回ご紹介したような初心者にもやさしい釣りからはじめてみて、もっと色々試してみたくなったらルアー釣りなどにも是非チャレンジしてみてください。
きっとまた違った釣りの魅力を発見できると思いますよ!
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